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思春期の子供と上手に付きあう方法【4タイプの動物に分類してみよう】

思春期のお子さんをお持ちのみなさま、お子さんと上手に付き合えてますか? わたしは「NO」です。

息子とよくこんな些細な会話があります。

長男
長男

あのシャツ洗っておいてくれた?

あどぽうず
あどぽうず

ごめーん、まだ洗濯機の中だ。

そこから、思春期で反抗期中の長男と、更年期でイライラしているわたしの半日にもわたる大げんかが、始まってしまうこともしばしばです。

わたしのように思春期のお子さんと上手く付き合えてないなぁとお悩みのみなさまに、 今回は「人を4タイプの動物に分類して、思春期の子供とちょっとでも上手に付きあおうじゃないか」というお話です。

4タイプの動物とは

この「4タイプの動物」のお話を聞いたのは、わたしがニュージーランド人の教育アドバイザー Ian Grant(イアン・グラント)氏のセミナーを聞きに行った時です。

グラント氏は今では引退してしまいましたが、ニュージーランドでは有名な教育アドバイザーです。思春期の子育ての本なども書いています。グラント氏については、また別の機会にお話ししたいと思います。

グラント氏の分類した4タイプとは
  • カワウソ
  • ライオン
  • ゴールデン・レトリバー
  • ビーバー

ライオン以外は、あまりイメージがつかみにくいタイプですよね。それでは、 以下4つの動物タイプにどんな特徴があるか、詳しく見ていきましょう。

①カワウソタイプの人

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「ボクにまかせてよ!だいじょ~ぶ、大丈夫。楽しんだもん勝ちっ!」的な気質。

カワウソタイプの特徴は、熱心、危険覚悟、空想、夢想家、ヤル気をおこさせる、精力的な、言葉数が多い、 遊び好き、変化を好む、クリエイティブ、グループ志向、フレンドリーなどです。

みなさんの思春期時代を振り返ってみてください。中学や高校のクラスにひとりは「カワウソ」タイプの子がいませんでしたか。おちゃらけ系で、場を盛り上げてくれるタイプですね。

②ライオンタイプの人

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「俺に任せておけって。俺のやり方がベストだよ!さっさとやろうぜっ!」的な気質。

ライオンタイプの特性は、ぐらつかない、行動が進取的、競争的、挑戦好き、問題解決が得意、自信に満ちている、支配的、統制力がある、目標に向かって動く、決定者、冒険好き、強い意志、。独立心が強い、自己依存的などです。

「ライオン」タイプは、ドラえもんの「ジャイアン」のような人でしょうか。

③ゴールデン・レトリバータイプの人

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「ねぇ、穏便に穏便に。今までのやり方でいいよ。彼らのやり方で続けようよ」的な気質。

ゴールデン・レトリバータイプの特性は、繊細、忠誠な、穏やか、落ち着いている、自分本位でない、対決を避ける、 変化を好まない、順応しやすい、適応性がある、同情心がある、思慮深い、自然な、聞き上手などです。

よく言えば「協調性がある」、悪く言えば「ことなかれ主義」といったタイプでしょう。

④ビーバータイプの人

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「最初から最後までキチンとやるよ!以前はどうやったけ?説明書先に読まなきゃ」的な気質。

ビーバータイプの特性は、説明書を読む、間違いない、周到な、終始一貫、予測する、現実的、 規則正しい、事実に基づく、完璧主義、洞察力がある、詳細な、 分析的思考に長けた、詮索好き、予定をたてる、敏感に反応するなどです。

日本人には、この「ビーバー」タイプが多いのではないでしょうか。

4タイプへのアドバイス

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さて、みなさんやおこさんはどのタイプでしたか。ここでは、それぞれのタイプにアドバイスをしていきます。

ワウソタイプの人へのアドバイス

落ち着けってば!
日記でもつけてみて!
少しは人の話聞けって!
ビーバー君をちょっとは見習ってみて!

ライオンタイプの人へのアドバイス

人にちょっと優しくしてみて!
ゴールデン・レトリバー君から学んで!

ゴールデン・レトリバータイプの人へのアドバイス

鏡の前に立って「NO!」って言う練習してみて!
(君の性格からいって、ちょっと難しいと思うけど)

ビーバータイプの人へのアドバイス

カワウソ君としばらく付き合ってみて!
→そしたら、カワウソ君は少し落ち着くし、ビーバー君は
ちょっと砕けた性格になれるよ。

複数のタイプを持つことの方が多い

royalty-free pixabay by geralt

前述の教育アドバイザーのグラント氏が言ってましたが、 人のタイプは、一種類の動物だけ当てはまるわけではなく、複数の動物のタイプを持つことも多いそうです。

ちなみにわたしの家族は、

わたし「ビーバー+ライオン」
長男:「ビーバー+ライオン」
夫:「ゴールデン・レトリバー」
次男:「ゴールデン・レトリバー+カワウソ」

と分析しています。

どうりで「わたしと長男」の組み合わせが上手くいくわけないですよね。

「ライオンVSライオン」(支配的、競争的)
「ビーバーVSビーバー」(完璧主義、敏感)

この「4タイプの動物」だけで、繊細な世代「思春期の子供たち」と100%上手に付き合っていけるわけではありません。みなさんの思春期の子育てのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。