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ニュージーランド留学前にこれだけは聴いとけ!高校生に人気の7ミュージシャン

2匹の向かい合う羊

ニュージーランド在住20年のあどぼうずです。

わたしは更年期、息子は思春期、おまけにリモート(遠隔)子育ての真っ只中です。ふたりの息子はニュージーランド国内の男子高校寮に入っています。

今回は、ニュージーランドの高校生のあいだで人気の「ニュージーランド人」ミュージシャンのお話です。

留学生によくある悩み|共通の話題が見つけられず会話ができない

1対多数
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日本からの留学生が、なかなかニュージーランド人の高校生の輪に入っていけないという話をよく聞きます。ニュージーランドに留学してくるくらいですから、英語が好きで、英語力が高い留学生が多いはずです。

英語力以前に「人と共通の話題が見つけられず、会話ができない」のが、日本からの留学生が孤立がちになってしまう原因のひとつだと思います。

ミュージックの話題は会話の糸口になる

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あるとき、日本人男性がニュージーランド家庭にホームステイにきました。彼はそれほど英語力があるわけではなかったそうです。でも、ステイ先の男の子と洋楽ミュージックを聞きながら「音楽の話」で盛り上がったそうです。

日本人男性:I like her. (この子いいよね)

ステイ先の男の子:I like her, too.(俺も好き)

こんな簡単な英語のやり取りならできますよね。会話の糸口が見つかれば、あとは楽ちんです。

  • あの歌手も好き
  • あれはあんまり好きじゃない
  • あの新曲いいよね
  • あの歌手可愛いよね

とミュージックの会話が弾んだそうです。

最近息子と話していて気付いたことなのですが、 わたしが思っていたより、 ニュージーランドの高校生はニュージーランド国内のミュージシャンの曲を聴いているということです。

あどぽうず
あどぽうず

英語圏だから、アメリカやイギリスあたりの音楽を聴いていると思ってたよ。

なので、今回は高校生に人気のニュージーランド人ミュージシャンに限定して紹介していきます。

(1)シックスシックスティ(SIX60)

SIX60 – Don’t Give It Up (Lyric Video)

シックスシックスティ(SIX60) は、南島ダニーデンで結成された5人組のバンドです。わたしの一番お気に入りミュージシャンです。 オタゴ大学在学中にバンドを結成しました。バンド名は、当時メンバーが住んでいた家の住所「660 Castle Street」に由来しています。

2018年には、ニュージーランドのミュージック大賞「Vodafone New Zealand Music Awards」で5部門で受賞しました。

わたしのいち押しのバンドなので、おすすめの曲はたくさんりますが、高校生のみなさんには、“dont give it up”を送ります。

(2)ドラックス・プロジェクト(Drax Project)

Drax Project – Woke Up Late ft. Hailee Steinfeld (Official Music Video)

ドラックス・プロジェクト(Drax Project) は、ウエリントンで結成された4人組のバンドです。ヴォーカリスト兼サクソフォーン演奏者のシャン・シン(Shaan Singh)は、その甘いマスクでニュージーランドの女子高校生の間で熱狂的な人気を誇っています。

2018年には、オークランドでエド・シーランのコンサートの前座を務めました。

わたしが上記のSIX60のコンサートに行ったとき、Drax Projectが前座で出ていました。彼らが舞台に上がったときの女の子たちからの叫び声は、メインの SIX60 への歓声より大きくて、びっくりしました。

リリースする曲すべてがヒットになるDrax Projectですが、高校生のみなさんには、彼らの代表曲“Woke Up late”を送ります。

ちなみに、上のミュージックビデオの中で、眠りこけている男性がヴォーカリストのShaan Singhです。

あどぽうず
あどぽうず

確かに美形だわっ!!

(3)ベーネ(BENEE)

BENEE – Soaked (Official Video)

ベーネ(BENEE) は、オークランド生まれの女性ソロヴォーカリストです。大学入学後、2週間目にして「やっぱり音楽をやりたいと決意」し、大学を辞め音楽の道へ入りました。

雰囲気のある独特な声は、高校卒業したての19歳の女の子の声とは思えません。

高校生のみなさんには、“Soaked”を送ります。BENEEのユニークな声を堪能してください。

(4)サン・オブ・ザイオン(Son of Zion)

Sons of Zion ft Pieter T – Be My Lady

サン・オブ・ザイオン(Son of Zion) は、オークランドで結成された6人組のレゲエバンドです。

Spotifyでは4,550万回以上のストリーム、Youtubeでは1,500万回を超える視聴数を誇ります。

彼らの代表曲の“Be my lady”を送ります。

(5) ミッチ・ジェームス Mitch James

Mitch James – 21

ミッチ・ジェームス (Mitch James)は、14歳の時にyoutubeを見て、独学でギターを学び始めました。17歳で高校を終え、片道切符でヨーロッパに飛びました。

ヨーロッパ滞在中に、自分の音楽を携帯で編集し、Facebookやyoutubeにアップロードしたのが注目され、ソニーミュージックNZと契約しました。

シンデレラボーイのMitch Jamesのおすすめの曲は、“Mitch James – 21”です。

(6) ロードLorde

Lorde – Royals (US Version)

ロード(Lorde)は、オークランド出身のシンガーソングライターです。ニュージーランド出身にしては珍しく、世界的に有名な女性シンガーです。

13歳でユニバーサルミュージックと契約。2013年のデビューシングル「ロイヤルズ」(Royals)は、全米・全英のシングルチャートの首位に君臨した。第56回グラミー賞で最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を授与された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)「 ロード (歌手) 」

Lordeからのおすすめの曲は、7.7億回以上も視聴されているデビューシングル“Royals”です。

(7) サチSACHI

SACHI – Worst Behaviour (Feat. Sam DeRosa) [Official Lyric Video]

サチ(SACHI)は、オークランド出身のウィル・トーマス(Will Thomas)とニック・クリスプ(Nick Chrisp)の2人組の音楽プロデューサーです。

面白いことに2人は「ストーカー」まがいのことをして、ミュージック業界の仲間入りを果たしたのです。SACHIは、ニュージーランドにくる海外の有名なミュージシャンの予定を、いつもソーシャルメディアで確認していました。

ある日、オークランにあるレストランに、アメリカ人の有名なDJ「Diplo」が入店することを突き止め、待ち伏せしました。食事をした後のDiploの車に駆け寄り、自分たちの作ったデモテープを渡すことができました。

6ヵ月後に、そのDiploがSACHIの曲をBBCラジオ1(英国放送協会の主要ラジオ局のひとつ)で流してくれたのです。この時、SACHIの2人はまだ17才だったんですよ。

高校生のみなさんにおすすめする曲は“Worst Behaviour”です。

ニュージーランドに留学中のみなさん、留学予定のみなさん、英語の勉強と一緒にニュージーランドの人気ミュージシャンの曲もぜひ聴いてみてくださいね。