こんにちは。ニュージーランド在住20年のあどぼうずです。
わたしは更年期、息子は思春期、おまけにリモート(遠隔)子育ての真っ只中です。 ふたりの息子はニュージーランド国内の男子高校寮に入っています。
今回は『 ニュージーランド高校留学するなら校長先生に会っとけ① ジャイアン校長|俺がルール 』の続きです。
お子さんのニュージーランド高校留学を検討中のみなさんは、希望校をいくつか選んでいるかと思います。
わたしの息子の場合は、国内での高校と男子寮探しでしたが、候補は2校ありました。その2校に出願し、両校の校長先生に会いに行きました。
その時の2校の校長先生の対応が、これまた面白いくらいに対照的だったのです。
面接前のA男子高校の印象
ニュージーランド国内の高校とはいえ、息子を男子高寮に入れるわけです。日本人のわたしとしては、息子の留学先を探している気分でした。
わたしのビーバー的な性質もあり、面接前に徹底的に下調べをしました。A男子高のホームページ、パンフレット、果ては先生のフェイスブックのページまで、隅々まで目を通しました。
調べてみるとこのA男子高校は、好条件が揃っています。夫の一押しは、A男子高でした。
- 高い教育水準
- 少数育成
- 学校のあるロケーションが良い
- 寮がきれい
- 学校が荒れていないという噂
- Decile(ディシール)が高い
ニュージーランド高校留学を検討中のみなさん、いかがですか。こんな素晴らしい特徴を持つ高校に、お子さんを留学させたくありませんか。
わたしも夫も、そう思いました。それじゃあ、A男子高校を第一希望としようということになり、息子と親子面接を受けに行くことになりました。
A男子高の校長先生の対応
校長室に通され、校長先生と面接。口先はフレンドリーな人でしたが、 円机を挟み、ずっと両肘をひじ掛けに付き、後ろに反り返っているんです。
エラそうだな。
そして息子が面接中に聞かれたことといえば、髪型の「トマホーク」のことです。
息子との会話20%、わたしたち親との対話80%
世間話しに来たんじゃないんだけど。
面接時間は10分程度でした。 「じゃ、あとは寮の管理人さんが校内と寮を案内してくれるから」で、はいサヨウナラでした。
ニュージーランドの高校の面接ってこんなもん?
「学校の顔」ともいえるこの校長先生からは、以下のような印象を受けました。
「うちの学校に来たければ、願書出せば?」(受かる保証はないけどね)
たった10分程度の面接でしたが、校長先生の対応から、いろいろ感じ取ることができましたよ。
面接前のB男子高校の印象
さて、次はB男子高校です。こちらの高校も徹底的に下調べをしました。
B男子高校の特徴
B男子高校の方は、プラス面とマイナス面がありました。
- 高い教育水準
- 少数育成
- 学校のあるロケーションが良い
- Decile(ディシール)が高い
と、こちらのB男子高校も、A男子高校に劣らず。しかし、マイナス面のうわさもありました。
- ケンカがよくある
- 男子寮がボロイ
毎日寝泊まりする「第2の我が家」の寮がボロイというのは、わたしの中ではかなり致命的なマイナス要素でした。
みなさんも、そう思いませんか。お子さんを異国へ高校留学させるなら、キレイな高校寮のほうがいいと思いませんか。
面接前から好感度アップ
しかし、こちらのB男子高校からは、面接の数週間前に校長秘書から、息子へのアンケート用紙が送付されてきました。 息子は自分で回答を記入しなければなりません。
用意周到ですよね。マイナス面もあったB男子高校ですが、面接前に好感度がアップしました。
B男子高の校長先生の対応
校長室に通され、息子、夫、私の3人と校長先生と面接開始です。
B男子高の校長先生は 息子に向かって身を乗り出し、息子が提出したアンケート用紙をもとに質問していきます。
用意周到ですな。
こちらの校長先生はほとんど両親の私たちの方を見ません。息子に向かって次々に質問していきます。
息子との会話80%、わたしたち親との対話20%
校長先生との面接時間30分程度でした。なんと、面接のあとに校長先生自ら全校舎」案内してくれたのです! 校舎案内には40分くらいはかかっていました。
会ってよかった校長先生
さて、みなさん、わたしの息子がどちらの学校に入ったかは一目瞭然でしょう。はい、B男子高校です。 ホームページやパンフレットの媒体だけで判断してはいけませんね。
やっぱり実際会ってみなきゃ分からないこともたくさんあります。英語が分からないと言っても、校長先生の対応でで読み取れることもありますよね。
日本にお住いのみなさんにとっては、なかなか難しいことだとは思いますが、ニュージーランド高校留学を考えるなら、できれば希望校の校長先生と会ってみることをお勧めします。