こんにちは、トモです。
最近、自分の書いたニュージーランドのコロナ 関連の記事を読み返していたのですが…あたしったら、なんて浮かれた記事を書いていたんだろうと恥ずかしくなっています。
特に約2か月前(2020年7月12日)に書いたこの記事、『 コロナがあってもなくてもマスクをしないニュージーランド国民の話 』 です。
マスクなしで一度はコロナ罹患者をゼロにしたニュージーランドですが、このブログを書いている2020年9月現在のマスク事情をお伝えしていきます。
マスクなしでコロナを撲滅したニュージーランドだったけど
ニュージーランドでは、ロックダウン中でもコロナ感染のピーク時でも、厚生省、政府ともに特にマスクを奨励していませんでした。
みなさんRedditってご存知ですか。その中で「コロナなのに、なんでマスクしないの?」っていうトピックがあったんですけど、そのひとつの回答が「えっ、だって俺ニュージーランドに住んでるからさ」とおごった回答をしている人がいました。
「ふふーん、そうだよ」とわたしも内心、鼻高々だったんです。
厚生省マスクを奨励
ところが、8月5日の厚生省のサイトで、公共の場でのマスク着用が奨励され始めました。
詳しくは憶えていないのですが、確かWHO(世界保健機構)がマスクを奨励し始めたからとかなんとか。ニュージーランドは、アメリカなどと違い、コロナ対策としてWHOの意見を尊重する姿勢をとっているんですね。
この8月5日っていうのは、ニュージーランドに再度コロナ感染経路不明者が出てしまった8月12日の1週間ほど前になります。ちなみに、それまで102日間、ニュージーランドにはコロナ感染経路不明者は出ていませんでした。
公共交通機関でのマスク着用を義務化
8月31日から全国で公共交通機関を利用する際に、マスク着用が義務付けられました。
基本的に自家用車社会のニュージーランドでは、公共交通機関が日本ほど発達していません。それでも、バス、電車、フェリー、飛行機への搭乗者はマスクを着用しなければなりません。
息子の帰省用の長距離バスの予約したのですが、チケットにも「マスクを着用していないと搭乗できない」と明記されていました。
コロナが蔓延していた時でさえ、首相も厚生省も「マスクしたければ、すれば?」的なことを言っていたのに、義務化ですよ。罰金最高1,000ドルだそうです。
必要とあれば、制度や規則が簡単にコロコロ変わるニュージーランドの体質、個人的にはけっこう好きです。
マスクを本格的に販売し始めたディスカントショップや薬局
厚生省がマスク着用を奨励するようになるやいなや、ディスカウントショップや薬局では使い捨てのマスクを本格的に販売するようになりました。それまでは、薬局で見かけるくらいだったのに、スーパーマーケットでも販売されるようになりました。
DIY精神が旺盛なニュージーランド国民は手作りマスク
ニュージーランドの国民性でしょうか、DIY精神が旺盛な人が多い気がします。それなので、マスクに関しても手作りマスクが地元のFacebookグループなんかで売られ始めました。使い捨てマスクを買うより安上がりですもんね。
アーダーン首相も、自分でマスクを作ってみたそうです。
デカいマスクが主流?
もうひとつ、ニュージーランドのマスクで気づいたのは、デカいマスクが主流ということです。アベノマスクの3倍くらいの大きさをしている人が多いです。小顔のアーダーン首相もデカマスクをしていて、「もっと小さくいマスクでいいんじゃないか」とアベノマスクと反対に、デカすぎて心配な気持ちになります。
マスク用のゴム紐売り切れ続出
なんだか、日本から半年くらい遅れている気がするのですが、ニュージーランドでもマスク用のゴム紐が売り切れ続出です。日本のユザワヤみたいな全国規模の手芸店でも、店頭、オンラインともにゴム紐売り切れでした。
マスクブームはあっという間に終了
8月12日にニュージーランドに再度コロナ感染経路不明者が出てしまったときは、わたしの職場でもマスク着用といわれていたのですが、いつのまにかマスク着用とは言われなくなり、周りでもマスクをしている人はほとんど見ません。
オークランドや大都市で公共交通機関で通勤通学している人たちはマスクを着用しているのですけど、田舎町で暮らす公共交通機関を使わない人たちは、もうマスクのことなんかすっかり忘れてしまっているようです。地方ではマスクブーム、あっという間に終了です。
マスク作りデビューの遅かったわたしは、
- ミシン買っちゃったよ
- 布も買っちゃったよ
- ゴム紐も日本のAmazonで頼んじゃったよ
と、思いっきり出遅れてしまいました。
ちょっともったいない気がしますが、ニュージーランドでマスクが不必要になる日が一日でも早くきますように。