こんにちは、あどぽうず(@adopause1)です。最近遅ればせながら、twitterを始めました。おもに、ニュージーランドの教育、思春期、反抗期なんかについてつぶやいています。よろしければ、絡んでくださいませ。
前回のお話『ニキビに悩む高校生の息子が日本未承認のニキビ薬を使ってて驚いた話（その１）』の続きです。
前回は、息子が日本未承認のORATANEというニキビ薬を使っていて、「母さんビックリ！？」というお話をしました。ちなみにニュージーランドに住んでいるので、ニュージーランドのお医者さんに処方してもらった薬です。
思春期ニキビに飲み薬！？と心配になったので、このORATANEというニキビ薬について調べてみました。
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ニュージーランド製薬会社Douglas社の製品
このニキビ薬ORATANEは、ニュージーランドの製薬会社Douglas社の処方薬です。
Douglas社の取り扱い製品は、
- 湿布薬
- ストレッチマークオイル
- 日焼け止め
- サプリメント
- 赤ちゃんケア
- ニキビ薬
- 痔の薬
- 風邪薬
- 抗生物質
などなど、多岐に渡っています。日本の湯山製作所の調剤ロボットも取り扱っているようです。
Douglas社の製品は、わたしも実際に使ったこともあるし、薬局でも見かけます。なので、Douglas社はとりあえず信頼できる製薬会社といってよいでしょう。
イソトレチノインとは
このニキビ薬ORATANEについて調べていくうちには、この飲み薬にはニキビ治療に使われるイソトレチノインというものが含まれているということが分かりました。
化学用語っぽいので、ウィキペディアから引用させてもらいます。
国際一般名でイソトレチノイン（英: isotretinoin）は、13-シスレチノイン酸（英: 13-cis-Retinoic Acid）とも呼ばれ、主に尋常性痤瘡（ニキビ）の治療で使用される。日本では未承認医薬品で、重大な健康被害のおそれのため医師の指示がない限り個人輸入も禁じられている。
ウィキペディア「イソトレチノイン」より引用
イソトレチノインは日本で未承認の医薬品
厚生労働省の「数量に関わらず厚生労働省の確認を必要とするもの」リストの2項目「医師の適切な指導のもとに使用されなければ健康被害のおそれがある未承認の医薬品」に、このイソトレチノインが含まれています。
イソトレチノインの別名はアキュテイン（Accutane）またはロアキュテイン（Roaccutane）
海外では経口製剤をアキュテイン（Accutane）またはロアキュテイン（Roaccutane）としてロシュが販売している。
ウィキペディア「イソトレチノイン」より引用
ニュージーランドのDouglas社は、このイソトレチノインをORATANEと名付けているのですね。
イソトレチノインまとめ
イソトレチノインのお話が長くなってしまったので、まとめておきましょう。
- ニキビ治療のための飲み薬
- 日本では未承認医薬品で、医師の指導が必要
- 健康被害のおそれがある
- アキュテイン（Accutane）またはロアキュテイン（Roaccutane）とも呼ばれる
- ニュージーランドのDouglas社の製品名は、ORATANE
ORATANEの服用方法
息子が処方されたイソトレチノインは、Douglas社のニキビ薬はORATANEだという薬名とお話しました。そこで、そのORATANEの説明書を読んでみました。
ORATANEを服用するにさいして、気をつけなければならないポイントをあげておきましょう。
- 食事中に水と一緒に飲用
- カプセルを開けたり、傷がついているカプセルを飲用しない
- 毎日同じ時間に服用する
- 女性は生理の2,3日目まで服用を待つこと
- 医師から指示される服用期間を守る
- 服用開始から数週間は、ニキビは悪化する
- 通常は服用期間は16-24週間（ときには、この服用期間を2回必要とする人もいる）
- 飲み忘れても、２回分を一緒に飲用しない
- 妊婦は服用禁止
- 日焼けに注意
息子のイソトレチノイン服用体験
息子が処方されたニキビ薬ORATANEのイソトレチノインの含有量は10㎎でした。
Douglas社のORATANEは、イソトレチノイン含有量が、5mg, 10mg, 20mg, 30mg, 40mgと5種類あります。なので、含有量の少ない方から2つ目のニキビ薬を処方されたことになります。
息子がもらってきたニキビ薬は30錠でした。一日一錠なので1ヵ月分処方してもらったことになります。
その後、もう1回繰り返すと書いてありました。画像の「1 Repeat before 6 Aug 19」の部分ですね。
最初に処方してもらったニキビ薬の30錠が飲み終わるころに、学校の休みに入り息子が帰宅しました。副作用にビビっていたわたしが、2回目の30錠の服用はしないほうがいいと言うと、息子も聞き入れてくれました。
だから、息子の服用期間は1ヵ月間、飲み忘れた日もあると言っていたので、1ヵ月半くらいで30錠服用していたことになります。
イソトレチノイン1ヵ月の服用後
息子は寮生活をしているので、毎日息子の肌の状態をチェックできないのですが、前述したように、イソトレチノイン服用1ヵ月が終わるころに、ちょうど学校の休みに入りました。
わたしの感想としては、
- 確かにニキビが減ったかな？とくに、大きくて赤いニキビが減ったような。
- 息子の肌がものすごく乾燥していた！特にあごの辺りは、日焼けしすぎたときのようにポロポロ皮がむけていた。
ただ、その前に息子に会ったのは1ヵ月ほど前なので、息子の肌の状態をよく覚えていません…
イソトレチノイン1ヵ月の服用後
1ヵ月のイソトレチノイン服用後、息子は「また、ニキビがヒドクなった」と言い始めました。
息子の場合、医者の処方どおり（30錠を2回）に服用しなかったので、イソトレチノイン含有のニキビ薬に効果があったのかなんとも言えません。
ただ、インスタグラムなどで、息子と同じイソトレチノイン含有のニキビ薬を使っている人が画像をアップしたのを見ると効果はあるんじゃないかと思います。
ご興味のある方は、インスタグラムやグーグルの画像で、
- #accutane
- #accutanejourney
- #oratane
- #oratanejourney
などと検索してみてください。
息子のお肌に悪そうな生活習慣
母親のわたしから見て、高校寮にいる息子の生活は、母親から見てお肌に良いとは言えません。
- 野菜食べない
- 買い食いはファーストフード
- 週末に飲酒
- 週末外泊して洗顔しない
- 睡眠不足
などなど。これは「思春期じゃなくても肌に悪いだろ！？」っていう 悪習慣ですよね。
家にいても、反抗期の息子は親の言うことなど聞きはしませんが、親元を離れた寮生活ならなおさらです。母親的には、ニキビ薬に頼る前に、生活習慣を改善してほしいなと願うばかりです。
なるべく誤解のないように、息子の経験を交え、イソトレチノイン含有のニキビ薬について書いたつもりです。もしニキビで悩むみなさんが、イソトレチノイン含有のニキビ薬の服用を検討中なら、まず医師に相談しに行ってくださいね。
「日本では未承認医薬品で、重大な健康被害のおそれのため医師の指示がない限り個人輸入も禁じられている」
ウィキペディア「イソトレチノイン」より引用
ニキビ薬ですから。
次回は、イソトレチノイン含有のニキビ薬の副作用について調べ、お話したいと思います。
