ニュージーランド在住20年のあどぼうずです。
わたしは更年期、息子は思春期、おまけにリモート(遠隔)子育ての真っ只中です。 ふたりの息子はニュージーランド国内の男子高校寮に入っています。
お子さんのニュージーランド高校留学を検討されている保護者のみなさんは、 どうやって学校選びをしていますか?
もちろん、よい高校を選びたいものですよね。 お子さんが一人で海を渡り、はるか地球の南端の国まで留学するのです。
今回のお話は、ニュージーランドへの高校留学をお考えなら、できるだけ保護者の方も「希望校の校長先生に会っておいたほうがいい」というお話です。
今回は息子たちの通っているニュージーランドの男子高校の校長先生を例にして、お話していきます。
男子高校寮生活1日目、校長先生に言われたことは
13歳の長男がニュージーランド国内の男子高校に編入し寮生活を始めました。
寮生活の第1日目ですからね、母親としてはドキドキしながら長男からの電話を待っていたわけですよ。
うまくやってるかな?忘れ物なかったかな?校舎で迷ってないかな?
そして長男の高校寮からの第一声は、これでした。
トマホーク切ってこいだって。
長男の高校寮に来た校長先生に、直接言われたそうです。
校長先生「俺がルール」
長男の高校には、髪型について特に細かい校則がありません。
ひとつあるのが、 校長先生が気に入らない髪型はすべて駄目ということです。 「俺がルール」というわけです。
長男の友達の中にも、一部髪を染めていたり、片側だけ長かったりして、 校長先生から「俺がルール」を発動された子が多くいたそうです。 とにかく校長先生のお目に適わない髪型は、即アウトってわけですね。
ニュージーランドの高校によっては、髪型に関しての規則が厳しい学校があります。日本からの留学生のみなさんも、気をつけてくださいね。
ニュージーランドの高校では校長先生の影響力が大きい
ニュージーランドの高校では、校長先生が赴任先の学校に与える影響力がとても大きいです。 校長先生のカラーがその学校に出てきます。
- 荒れている学校に優秀な校長先生が派遣され、学校を立て直す。
- 実績のある校長先生が、他校にヘッドハンティングされる。
- 優秀な校長先生がヘッドハンティングされたあとの学校は、ショボくなる
ニュージーランドの教師は自分で職探しをする
ニュージーランドでは、公立高校の教師、校長先生でも自分で職探しをしています。自分の教師スタイルや生活環境に合った、より良い学校を求めて転職していきます。
自分が行きたいと思う学校に応募して転職していくわけですから、教師たちは、赴任前からヤル気満々なわけです。
学校のトップに立つ校長先生なら、なおさらです。
ちなみに、ニュージーランドには、教育省が発行している教師のための求人情報サイトEducation Gazetteというものがあります。ニュージーランドの教師たちは転職したいと思ったら、このEducation Gazetteを使って新しい学校を探すわけです。
校長先生が別の学校に移る理由とは
校長先生が別の学校に移る理由は、さまざまです。
- 今の学校より条件の良い学校に行きたい
- 他校にヘッドハンティングされる
- 家庭の理由で別の地域に移らなけらばならない
息子の通っている高校の校長先生が今の高校に移ってきた理由をお話します。
その校長先生は、全生徒数が1,000人を超えている男子高校で校長を務めていました。息子の学校の全生徒数は750人程度です。生徒数が多い学校から少ない学校に移ってきたわけですね。
前の学校では、「1クラス」の生徒数が多すぎるというのが、校長先生の転職の理由でした。
1クラス20人程度
前職の高校では、校長としてクラス縮小が実現できなかったために息子の学校に移ってきたのです。
よい校長先生のいる学校に通わせたい
ニュージーランドの高校では、校長先生のカラーがその高校に強く出てくるということが、お判りいただけたでしょうか。
なので、 みなさんがニュージーランド高校留学を検討中なら、できるだけ希望校の校長先生と会ってみることをお勧めします。
保護者の方とお子さんの休暇時期や渡航費用などのことで、なかなか難しいことだと思います。高校留学選びには、ぜひ校長先生のことも念頭に入れて、よい学校を選んでくださいね。
『ニュージーランド高校留学するなら校長先生に会っとけ②校長先生の対応を見逃すな』もお楽しみに。